2008年03月28日

目地を無くすには・・・

2626db85.JPG以前K HOUSEの外壁を大壁にして目地を無くしたいとパートナーと議論したことがあります。
僕は当然目地はデザインするものと考えています。木造はしなることで地震力を逃がすことが出来る柔らかい構造体。壁が構造体に追従するためにも目地は必要だと思いますが、雑誌で紹介される住宅では目地の無い大壁の外壁が多く見られます。
(大壁工法と称してサイディングメーカーが責任施行をしているものもあります。)

で、ある日有名な建築家の設計した住宅の工事現場がテレビで紹介されていました。
この住宅の外壁は目地の無い大壁なので興味津々で見ていると
「外壁は下地のモルタルを6回塗り重ねて・・・・」とのナレーション
え?なに!6回・・・
うーん聞き間違いではないよな。確かに6回と言ったぞ。

そして、なるほど納得です。
普通だったら、下塗り、上塗りの2回しか塗らないところを、割れないようにしっかりとした下地を作っているから構造体がしなっても外壁の仕上げは割れない。

雑誌でみるといとも簡単そうに作られている外壁は、しっかりと手間隙、そして予算を注ぎ込んで作られたもの。だから簡単に真似できないもの。  
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2007年09月28日

光の重心

d0a3b7be.jpgじつは先日の内覧会ではじめて照明が点いた状態を確認・・・・
お施主さんと相棒はコレでいいと言っているが、うーん、どうも違和感をおぼえる。

LDKの中でもリビングは少し暗くて落ち着いた雰囲気・・・かというと僕はどーも落ち着かない。
よくよく考えると光の重心が高いせいではないかと思う。

照明器具から出る光は、壁や床にその光を反射させることで人の目に明るさとして見ることが可能になる。
ところが今回はリビング上部のダウンライトに広角のハロゲンランプを選んだため、照明の光が壁や床に届く前に発散してしまって明るさになれない。そのためランプの出力に対して暗く見えるのではないかと思う。

多分ランプを中角にすれば床面の明るさが増すので光の重心がぐっと下がって落ち着く空間になると思う。機会があれば是非試してみたい。  
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2007年09月24日

技をつかえる場所

37da2390.JPG職人はみんな同じだと思うのですが、知識と経験から自分の使える「技」を身につけます。
一昔前だと、立派なお屋敷はこうした職人の技を思う存分使うことが出来たのでしょう。でも今は経済性重視でこうした手間のかかる技はなかなか使えないんだなあ・・・と思います。
(ハウスメーカーなどは誰が作っても同じ、標準のディティールがあります。)

この現場で、いろいろこうしたいんだけど・・・と職人さんに相談すると、たいていは
「できるよ」とか「ええよ」という返事です。

職人さんの技の引き出しの中には、まだまだいろんな「技」がしまってあるのですがそういう「技」を使える現場は少ないのは悲しいことですね。  
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2007年09月23日

木の言葉

9a88d6bb.JPGいつも現場では大工さんにいろいろ相談をします。

「ここをこんな風に出来ますか?」
「そうすると、時間がたつと透いてくるであかん。」
大工さんは、まるで木の言葉が聞こえているみたいに僕の質問に答えてくれます。

木が何かを訴えているような気がするとき、腕の良い大工さんほど的確に木の気持ちを言葉にしてくれます。そっかそういうことか!
僕も、もっと経験を積んで木の言葉が聞こえるようになれればいいなあ・・・・  
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2007年09月22日

また会いましょう!

5cf38cb1.jpg無事に内覧会を終えることができました。
ご来場いただいた多くの方にこの場を借りてお礼申し上げます。
「ありがとう!」

本当はもう少しみなさんとゆっくり話したかったなあ・・・。
  
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2007年09月21日

明日は内覧会!

6ab11ca7.JPGお施主さま&ご家族のご好意で、内覧会を開催できることになりました。
・・・少し工事が残りましたが、ご来場の方は大目にみていってくださいね。

その他に注意点は
1.駐車場がないのでなるべく一宮駅からバスを利用いただきたいこと。
2.靴下着用で!お願いします。

では明日お目にかかりましょう。  
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2007年09月14日

五城の平屋 内覧会のご案内。

c0d87bf3.JPGいよいよ「五城の平屋」が完成です。
今回、お施主さまのご好意で内覧会を開催する運びとなりました。
興味のある方は是非おいでください。

2007.9.22(土)10〜17時
愛知県一宮市東五城です。

詳細はメールで問い合わせください。  
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2007年08月11日

地中梁

ca87baea.JPG1本当たりの杭が負担出来る力を考えて杭と杭の間を基礎を兼ねた地中梁で繋いでいます。

僕達の設計する建物は、建物の余分なデザインをなるべく削ぎ落としシンプルで飽きのこないデザインを目指します。そして、架構についてもなるべくシンプルになるように考えていきます。

この地中梁はコストとのバランスを考えて、基礎のコンクリート部分の形状の工夫で杭の本数を減らす工夫です。


  
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2007年08月10日

鋼管杭

d3969ca9.JPG2007.05.19

杭を打つか打たないか!

この判断を凄く迷いました。
強度の判断も微妙な線なのですが、もし地下に水の流れがあったらその流れを変えてしまう・・・などという意見も聞かれたからです。

そうした意見を踏まえて最小の杭本数で工事を進めたいのですが、推奨本数以下では工事しないというメーカーが殆ど・・・

今回施工した鋼管杭は効率よく本数をへらすことと、杭の径が細いので地下の状況に与える影響も最小に抑えることが出来たのではないかと思います。

「あ!そこくいがあります!!」
「やべ!」気付かずに踏んずけちゃうところでした。  
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2007年08月09日

杭工事

cda36559.JPG2007.05.19

出揃った見積もりを見比べて、お施主さんとどうするか方針を決めます。
そして、最終的に大晃住宅に決まりました。
数学者の家、庫裏の改修に続いて3回目の仕事です。

そして今日は杭打ちです。
地盤の強さによって、地盤改良、改良杭、鋼管杭などを選びます。
いくつかの杭メーカーと打合せをしましたが過剰な本数の杭を提案してくるところが多いのには驚きました。しかも杭の保証は大地震の際は対象外。安全のためにというわりには保証はしてくれないのが不満です。

最後にコストと性能のバランスを考えて最後まで検討にお付き合いしてくれた本陣というメーカーに依頼しました。

杭工事は順調!いよいよ建築工事が本格化です。  
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2007年08月07日

金槌の音

8d534fe3.JPG現場に近づくと、トントントン・・・金槌の音が響く。

「廊下と目地をあわせなかんで、フロアの幅を調整したけどこんなもんでええかい?」と、大工さん。
なんのこっちゃとフロアをよーく見ると、十枚置きに板の幅を3ミリ削っているらしい。定規をあてると・・・えー!ほんとだ。分からなかった。

いつも難しい注文をすると、
「かー、またそんな難しいことを言う!」とぼやくのに次に現場に行くと「そんなに大した手間じゃねえで・・」とあっちを向きながらちょっとニコっとして答えが返ってくる。そして、それを「えー!そうなの。すごーい。」と興味津々見守るお施主さん。

みんながそれぞれの夢を見る現場。この現場では目が合えばみんなにっこり。
トントントン・・・金槌の音がとても気持ちよい現場。  
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2007年06月27日

現場廻り

e328497b.JPG建物を設計するプロセスは
1基本設計
・建物の大きさや仕上げの仕様を決める。
・建築基準法に照らし合わせて、官庁との協議などを行う。
2実施設計
・実際の建物を作るための設計図を作成する。
3見積もり
・3社程度の工務店に見積もりを依頼する。
4業者決定・工事着工

と、続いていきます。現在見積もり中・・・
この日は見積もりを依頼した3社の工務店の工事現場を見学です。
この3社の工務店は知人に紹介してもらったり、過去に工事を依頼したことのある工務店であったりします。

見積もり金額だけでなく、実際の工事現場をお施主さんと一緒に廻ってみて、どの業者に工事を依頼するかを考えます。こうした現場見学はお施主さんにとって重要な判断基準になります。  
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2007年06月23日

お前に頼む!

bc375f23.JPGお施主さんは相棒の同級生。
相棒は「いつか家を建てるときはお前に頼む!」と言われていたがその時が来た。

僕もそうだけど友達から新築案内が来ても、そのデザインを見るとちょっとがっかりすることが多い。HMの家というのは工事がやりやすい手順で作るのでデザインのバランスがどうしても悪い。(葉書サイズの写真でもわかるほどです。)
日ごろ、自分だったらもっと気配りして、もっといいものを設計してやれるのに!とストレスを感じている。

設計事務所に設計を依頼する人は少数派。その中で友達から「お前に頼む!」と言われれば否が応でも力が篭る!

もちろん相棒の返事は「俺に任せろ!」だぜィ。
  
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