建築 liner notes
筧建築設計 筧 清澄 KAKEHI KIYOSUMI 建築と自分のことを日々綴るBLOGです。
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2024年01月17日
屋根瓦
古民家の屋根を瓦屋さんが言うには最近の瓦は丈夫なので、100年は持つと思うとのこと。
見た目も硬そうに見えたけれど、本当に硬くて丈夫らしい。
100年後に自分で確かめることが出来ないのがとても残念。。。。笑
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19:14
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2024年01月16日
廻り階段
左右の足の踏み込む深さが違うので、安全性を考えて自分が関わる住宅の設計では廻り階段を採用する機会が少ないのでデザインに頭を悩ませました。
階段は住宅の中でも見栄えがして個性が出せる部分なので、実力が試されます。
自分では上手くまとまったと思うのですが、これからここを訪れる人たちに気に入ってもらえるものであればよいなぁと思います。
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00:29
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2024年01月15日
シロアリ。。。恐るべし!
有松は重要伝統建築物群保存地区というまちなみを守るための条例があるため、小さな工事でも許可や申請が必要になります。
僕もいくつかの小さな工事のお手伝いをしています。
今回はシロアリの被害にあった土台の交換で、柱の手前は穴が開くほど喰われていたので、これは大変!と修繕の工事をすることになりました。
工事が始まってみると、穴の部分の被害が一番大きかったようで、思ったほどの被害では無かったので少し安心しました。
たまたま水はけが歩く湿りやすい構造の土台だったので、本当に湿りやすい部分だけが被害にあったようで、こんな小さな弱点を攻めてくるシロアリ。。。恐るべしです。
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20:48
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2024年01月13日
ペイントワークス
人間の感覚は水平方向も距離感はとてもしっかりしているのですが、上下方向にはバイアスがかかるそうで目測を誤りがちなのだとか。
飛ぶことが出来ないので必要のないものとして退化したそうです。
上下移動は本来人間の持っていない感覚を体験できる場所なので、景色の変化に強い印象を残せるのだと思います。
こうして完成が近づいてくると、確かに白い壁に囲まれた階段室だったらこんなに印象深くなかったろうと感じます。
お店は完全予約制とのことなので、DIYなど塗装に関することは是非こちらにどうぞ!
ペイントワークス
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00:41
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2024年01月10日
被害甚大部分
仕口の手前はシロアリが滞留したようで、その部分は被害甚大。
最初にこの辺りの被害が確認されたためどうなることかとビクビクしていましたが、被害状況が明らかになり大事にならず安心しました。
それにしてもシロアリの行動・・・繊細だと感心するけれど、どうか建物は食べないで欲しいです。
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17:09
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蟻道
シロアリの被害にあった土台の交換工事。
写真右側の少し凹んだ部分がコンクリート製の土台に接していて、雨が降ると湿ってそこを食べ進んでいたようです。
これが、仕口という木材同士の接合部分で木目が変わるため食べ進めにくくなるためそこで滞留して、滞留した部分は被害が甚大になったようです。
最初にひどい部分を見たときはこの建物どうなっちゃうんだろうと思いましたが、被害状況が確認できて安心できました。
実際に工事をしてみて、破壊しないと判断できないのがシロアリ対策の難しい面だなぁと改めて思いました。
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17:02
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2023年12月21日
外部工事
いよいよ足場が架かり、外部工事が本格的に始まります。
まずは屋根の解体で、既設の瓦を撤去します。
少し特徴のある杉皮と竹で組まれた野地が上手く残ると良いのですが・・・・。
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00:25
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2023年12月18日
数と規模の関係
これまで何度か規模の小さい揚家に立ち会いましたが、レールを使用する規模は初めて。
今回ジャッキの数が6台なので、思ったよりも少なくて、ジャッキの数と規模の関係について揚家職人さんに聞いてみればよかったです。
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17:30
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2023年12月15日
留め角
留め角になってる!
ちょっと嬉しくなって大工さんに聞いてみると、「いつもはなかなか上手くいかないのだけれど、この建物で使われていた方法を参考にしたら上手くいきました。」とのこと。
今までそこにあったものが温故知新を与えてくれたように思いました。
足元はかなり傷んでいたので気づかなかったけれど、もともとこの建物は離れとして客間として作られていたようなので、細かいところまで気遣われていたんだなぁ・・・
そして、この建物がなおせてよかった。
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20:32
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2023年12月14日
勉強させてもらってます
もともとの納まりを参考にしましたという大工さんに・・・ここ、こうなっていたのか。。。
分解しないとわからないことが沢山あるんだなぁ・・・今回の現場は発見がいっぱいです。
こうじゃないかという予想を超えることばかり。
大工さん曰く勉強させてもらってますとのことですが、こちらの方が勉強させてもらってます!感謝
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00:08
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2023年12月13日
建物調査
本日は建物調査に伺ったのですが、途中から脱線してオーディオの話に・・・この建物には誘惑が多すぎます!苦笑
僕の学生時代よりも1世代前のオーディオシステムのようで・・・味があります。
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18:20
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2023年12月12日
家だけど着陸準備
揚屋工事も もうじき完了。
建物をジャッキアップして持ち上げることを揚家(あげや)と言います。
持ち上げた状態で、柱の下にレールを敷いてコロで転がすことを曳家(ひきや)といい、日本のお家芸的建築工事です。
きっと柱と梁というフレームを作る建築文化から発達したのだろうと思います。
(石積みでは持ち上げると分解しちゃうものね。)
余談はさておき、足回りの修理完了が近づき、いよいよ着陸間近です。
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11:47
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2023年12月11日
見納め
この天井野地は残念ながら見納めになりました。
そ〜っと解体してもらいましたが経年劣化には勝てず、載っていた瓦を外す際に自然分解。
ちょっと触っただけでこのようになるとは・・・よく今まで無事に残っていたものです。
今回の改修まで持ちこたえてくれていたんだなぁ・・・残っていてくれてありがとう。
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18:37
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2023年12月05日
現場の道具たち
最近の建築工事現場といえば、電動工具でいっぱいですが、きちんと手入れされている道具が並んでいるのをみると工事の期待感もUP。
心がワクワクします。
床で作業している道具も、茣蓙が敷かれてそこにまとまっているので現場も歩きやすい!
新人の頃、大工さんが床に置いた道具を絶対に跨いだりしてはいけない・・・気の短い大工さんだと、玄翁(金槌のこと)で殴られても文句言えないぞ!と先輩に教えられました。
(職人魂を持った大工さんたちが沢山いたし、おっかない人も多かったなぁ・・・)
そういう心配しなくてよいので、安心して歩けます。笑
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18:42
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2023年12月04日
加工精度
傷んだ柱の足元を新しい材料に置き換える根継ぎ。
柱にかかる力を継ぎ足した材料に伝えるためには、お互いが接する面がピッタリ吸い付くようにする必要があるそうで・・・・現場でこの精度で加工出来る職人がいるのが嬉しい!
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16:48
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2023年11月30日
根継ぎ
この加工を現場で見る機会があるとは・・・大工さんの背中から後光がさして見えます。
1ミリ狂うと上手く嵌らないそうで、静かな現場なのに超緊張感のある現場です。
(話しかけるタイミングを間違えると、工事に支障が出るかもという緊張感!笑)
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13:35
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2023年11月29日
AIの仕事!?
建物の完成が近づき、完了検査の準備をしなくては・・・。
書類審査などもあるため写真などの整理もしていかなくてはならないので、普段の整理不足で手間取ります。苦笑
交差点の角地に建つ建物、設計の時から電柱が邪魔だと思っていましたが、写真を撮るとものすごく邪魔なことを再確認!
(写真で見ると現地で見るよりもかなり邪魔なのが不思議です。笑)
写真だけ見る場合はAIが消してくれると便利なのかもなぁ・・・。
Posted by kakehi_k at
20:17
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2023年11月27日
これからの100年
建物を持ち上げて、べた基礎を打ちました!
曳き家、揚屋は日本のお家芸で、国宝の茶席「如庵」は東京から大磯まで曳家した話が残っています。
ちなみにその時に通行の邪魔になった交番や電柱も曳家して道を作ったとか・・・。
古い木造建物は傷んだ木材も交換したり接ぎ木をすることでかなりきちんと修理出来ますが、最近の建物は金物で打ち付けられているので、金物が刃を傷めるためそういった補修が出来ないので建物自体の寿命は短くなります。
現代の建物は伝統的な木造の技術を継承していない別の技術体系だと考えると分かりやすいのですが、100年も風雪に耐えた建物は、修理することでこれから100年の風雪にも耐えてくれるでしょう。
Posted by kakehi_k at
15:50
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2023年11月22日
縁側の誘惑
本日は工事完了のご挨拶に伺いました。
貼り換えられた障子の白が、やわらかい陽光を縁側に取り込みます。
最近は縁側のある家は少なくなりましたが、駐車場は作っても庭をつくる家が少なくなったので、ちゃんとした縁側を見たことのある人が少なくなったのでしょう。
とっても日本らしい空間だと思うので、この写真で自宅に縁側が欲しくなるよう皆さんを誘惑です。笑
Posted by kakehi_k at
21:07
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2023年11月20日
硬いけれど安心
建物の基礎工事のため既設の土間を解体したところ、どうやら三和土の上に新たにコンクリートで犬走を作ったようで職人さんはユンボを使っていますが、掘るのが大変とのこと。
さらに、この有松の地山の粘土もやっぱり掘るのが大変。
掘るのが大変でも、建物の耐震性能を考えると地盤が良いのは有難い。
そういうわけで、職人さんには頑張ってもらわねば!
Posted by kakehi_k at
23:36
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