構造計算を依頼した構造家からのメール。
限界耐力計算では耐震補強の補助金が交付されない・・・・うそ!!
この計画では、そういうことがあってはいけないと思い大口町の窓口へお施主さんも同行して確認してきたのに・・・慌てて大口町に電話で確認してみたが、都市計画課の課長が出てきてNGの返事。
「すみません大口町では認めてません。」
思い切りひっくり返された計画に、ため息がこぼれる。さてどうしたものか。
お施主さんへの報告も気が重いがしないわけにはいかない。
そして返信のメール「あれほど確認してくれって頼んだのに!」と非難の返事。
目の前で確認したのに・・・うーん厳しいなあ。
大口町さん!いったいどうしてくれるのよ!と思いつつ・・・秋の夜長に悩みが一つ増えた。
補足
限界耐力計算は2000年6月に正式に国が認可した構造計算法で、従来の許容応力計算では数値化しにくかった伝統建築の耐震性能を計算する方法。
許容応力計算は壁と筋交で補強する考え方で、強い壁を作ることで建物の強度を検討する方法。伝統建築は建物がしなやかで揺れて力を逃がすので、このような硬い壁を作るとうまく建物が揺れないようになり、強い壁に力が集中するためそこから壊れる恐れがある。