2011年11月18日

あと2センチ・・・

IMG_0031先日、久しぶりにG_mailを開くと・・・
洗濯機を買い換えたら、扉が閉まらなくなりましたとのメールが・・・・

・・・文章では分からん!!
早速見に行きましたが・・・本当ね。あと2センチくらいで引っ掛かる。

微妙だ・・・扉を加工して少し前に出すと、費用を考えると新しい洗濯機が買えちゃう。

最近の新しいタイプの洗濯機なので大型化したけど、今後は徐々に小型がが進んでいくと思うし・・・
しばらく扉を外しておくか・・・悩ましい。  
Posted by kakehi_k at 13:13Comments(0)TrackBack(0)

2007年06月10日

住宅のバリアフリー

d7ad4221.JPG今回の計画では終の住まいとしての家ということもあり、打ち合わせの大半は究極のユニバーサルデザイン(住宅のバリアフリー)ってどんな形だろう?というスタディーで随分時間を費やした。でも結局のところ、このバリアフリーという言葉が独り歩きしてしまったかな・・・と思う。

公共施設では福祉の街づくり条例によって基準が設けられている。手スリや点字ブロックなどがそれで、バリアフリーの基準だとされている。でも、実際にはこれらが万人にとってバリアフリーかといえばそうでもない。実際に点字ブロックで躓いて転倒する人もいる。こうした街で見かけるバリアフリーはあくまでも個人に特化されたものではない。しかし住宅で言うバリアフリーは個人に特化されてはじめてバリアフリーの意味を成す。よって、将来対応というよりも現状に合わせて特化するのがバリアフリーということだろう。

既存建物のある敷地を購入してその建物をリフォームしたけれど、もしこの建物がRC造や2×4工法の建物だったらこうしたリフォームも難しかっただろう。そう思うと、その時々によって変化できる住宅、つまり在来工法の木造住宅が今回探した究極のバリアフリーの答えかな・・・という気がした。


  
Posted by kakehi_k at 23:33Comments(2)TrackBack(0)

2007年06月09日

ユニバーサルデザインの時代背景

ユニバーサルデザインは、1970年代にアメリカノースカロライナ州立大学ユニバーサルデザインセンター所長だったロン・メイス氏が提唱しました。

このころアメリカではベトナム戦争の戦場から帰ってきた負傷兵達が日常生活を送るためにバリアを取り除くことが社会風潮として高まって必要に迫られていたことが時代背景にあります。

日本では高齢者や身障者が支障なく社会生活を送れるような配慮としてこのユニバーサルデザインという言葉が使われています。よりよい空間を作りたいという気持ちで設計に取り組んでいるなかで、こうして戦争の影を感じる瞬間が時々あります。

ある時メーカーの商品説明で「今流行のユニバーサルデザインです!」と紹介しているのを聞いて、ユニバーサルデザインという言葉がだんだんファッションのように軽くなってきているような気がしました。  
Posted by kakehi_k at 00:50Comments(0)TrackBack(0)

2007年05月01日

組み立て説明書

e5965745.JPGちなみにこの物置キットの組み立て説明書は販売している代理店が、今組み立てている物置キットを仮組みしたものを写真にとって作ってくれたお手製。

まだ販売実績が少ないので説明書らしきものがまだ無かったそうです。

・・・・そこまでして説明書を作るのなら、ここで組み立てて説明してくれればよいのにね。  
Posted by kakehi_k at 00:42Comments(0)TrackBack(0)

屋根工事、SOS!

245d3ee8.JPGSOS!を聞きつけて、レスキュー出動!!

引渡しが終わり、そろそろ1ヶ月・・・・荷物を片付けるために物置が必要だ!とのことで木製物置キットを購入。お施主さん自らキット組み立て中。
木製の物置で加工されたパーツを順番に組み立てていくと完成するという組み立てキット。実物は僕も始めてみました。

レスキューに駆けつけるとちょうどこれから屋根工事。
それでは、いっちょやりますか!と屋根の材料を並べて、ビス止め。防水ルーフィング敷き込み、タッカー止め完了。本日のレスキュー任務完了です。  
Posted by kakehi_k at 00:37Comments(0)TrackBack(0)

2007年04月16日

ふう、片付いた!!

bdcad80d.JPG先日引越しも無事に終わりいよいよ新生活が始まる。
その日は外構工事のチェックに・・・来たんだけどね。本当は。

現場に到着すると、トラックが山盛りの荷物を積んで到着。
今まで暮らしたマンションに残った最後のごみなどを運び出したらしい。

処分するごみが大半で・・・・え?分別の仕方が分からないって?
では、包み紙、紙袋、ビニール、発砲スチロール、ペットボトル・・・・をこのように分けて青い資源ごみの袋に入れて・・・と、僕が片付けてきました。

家はそこに生活する人が居て生気を帯びる。
夕方になったせいもあるかもしれないけれど、外壁が人の頬のように赤らんで生まれたての赤ん坊のように見えた。  
Posted by kakehi_k at 10:08Comments(1)TrackBack(0)

2007年04月15日

デッキライト

d9ff62a6.JPG道路から玄関までのアプローチ部分の照明をどうするか!
いろいろ悩みたいところだが予算から考えるとアレしかない。

・・・ということでデッキライトを採用。
杉板の土台をつけてケーブルで移動できるようにしてみました。
使用する電球も汎用性が高いのでいろんな灯りを楽しむことが出来るはず。
夕方の風景が楽しみです。  
Posted by kakehi_k at 01:45Comments(2)TrackBack(0)

2007年03月27日

庭からの光

50bfbc3e.JPG今回の工事で庭に突き出した増築部分・・・これで東の部屋は午後から暗くならないか?ずいぶん心配していたけれど、思ったより庭からの光が差し込んだ。
木塀を建てたのも良かったのかも知れない。反射板のように太陽の光のバウンドが部屋の中に入ってくる。
部屋の照明計画では、壁面を照らして明るく見せる事をするけれど、同じように庭に壁があってその壁が明るければ部屋の印象も暗くならないようだ。
案ずるより・・・ということかも知れないけれど、設計するからには少しでも良い選択をしてお施主さんをリードしていかなくてはならない。こうして一つずつ心配していたところが解決したのを確認して ホッ と息をつく。  
Posted by kakehi_k at 02:35Comments(1)TrackBack(0)

2007年03月26日

廻し縁

bfcfcb77.JPG玄関の建具と壁をすっきり納めたいとディティールを考えたのですが・・・廻し縁の納めがちと甘かった!廻し縁をまっすぐ通しておかないといけなかったなあ・・と反省。

壁に沿って曲がった部分でせっかくの連続感がちょっと途切れてる。まだまだ建築家への道のりは長ーーーーいですね。  
Posted by kakehi_k at 03:47Comments(0)TrackBack(0)

2007年03月17日

にっこり

039facf5.JPG「土留めに壊した塀の石を使っておいたよ。」と職人さん・・・ん!んんん!!これは!!

大谷石かな?羊羹状の石だった表面に削りだされた装飾。今回既存の土留めの一部を壊して新しく作る塀を接続するので、職人さんが土留めの見切りに壊した土留めの石を加工してくれたらしい・・・。グラインダーで削ってつけられた石の表情が既存の土留めによく似合う。

「小僧のころはこんな仕事をよくやったもんさ・・・」とにっこり笑う職人さんに僕もにっこり。  
Posted by kakehi_k at 10:39Comments(2)TrackBack(0)

2007年03月15日

天窓

8201036e.JPGお!ガラスが入った!!いよいよトップライトが完成です。

壁に落ちる光がうつろぐのを楽しむためのトップライト。
月明かりの光がうまく壁に投影されるとよいなあ・・・・  
Posted by kakehi_k at 23:34Comments(1)TrackBack(0)

2007年03月14日

背割り

9f0b42fe.JPG先日現場で「この柱は割れてるけど不良品じゃないの?」という内容の質問をされた。えー!背割りって見たことないのかな?ちょっとびっくり。

背割りは木材が収縮する性質を持ってるので何もしないとどこかの面で割れが生じる、このためあらかじめ割れを誘発するためのもの。・・・・博士はもしかして木造の家に住んだことがないのかな?それとも埋木されてて今まで気づかなかったのか?

背割りした柱を使ってないと、柱が徐々に乾燥していくと「ぱーん」と音をたててはじけるようにヒビが入る。深夜に突然「ぱーん」と音がしてお化けが出た!とびっくりする子供がいたって話も聞いたことがある。

日本には他の国では真似できない木の文化があって生活に密着したものだと思っていたけど、だんだん現代人の生活の中でその色を失いつつあるようだ。

コンクリートやアルミサッシで頑丈な・・とか、気密性や防音のことばかりいわれる。そう思うと現代人の家って心にもすごいバリアを作ってて、自分だけの領域をすごく主張している。そんな中で育ったら人を思いやる気持ちも育ちにくいのかも・・・都市はコンクリートジャングルって称されるくらいだから自分が生き残るサバイバルなのかな?

「木のいのち、木のこころ」を人の心への問いかけていかないとなあと思った。  
Posted by kakehi_k at 03:16Comments(2)TrackBack(0)

2007年03月13日

図面

300b65ba.JPGいよいよ玄関周りの外構工事がはじまった・・・・ようやくだなあ・・・。
タイトなスケジュールにもかかわらず実施設計の終盤で大きなプラン変更があってずいぶん雑な図面になったこと、見積もりも大雑把に減額したので調整もできず、正直そうとう思い残すことばかりの現場だった。

その中で最後の大変更後「いつまでかかったら図面が出来上がるんだ!」と、お施主さんが条件を入力すると自動的に図面が出来上がってくると思っていたのは驚いた。

図面を文章に例えればわかりやすいかな?ワープロに条件を入力すれば文章が出てくるだろうか・・・・図面は現場にどんなものを作りたいかという気持ちを伝えなければならないとても重要な役目がある。人に気持ちを伝える大切なものがオートメーションで作られるようなら建築士は要らない。

現場は完成に近づき確かに形になりつつある、でも何かわからないけれど大切な気持ちをどこかに置き去りにしてきたような気がしてならない。完成したときその気持ちは見つかるだろうか?  
Posted by kakehi_k at 23:47Comments(0)TrackBack(0)

2007年03月08日

モザイクタイル

9294f9ab.JPG浴室の壁のモザイクタイルが貼られた。
エプロン部分は職人さんが丸みを持たせて貼りあげてくれた。

これは職人さんのアドリブで、貼り上がった感じもとても柔らかい。おお!すごーいと感心してると、「小さいタイルだからこんな細工も出来たけどね・・・」と職人さんのニコニコ。

予算が厳しくて、無理を言うことも多いけど頑張ってくれる職人さんたち・・・感謝。

もう少しで完成です。  
Posted by kakehi_k at 02:58Comments(0)TrackBack(0)

2007年03月02日

光が差し込む

61620d69.JPGまだガラスが届かないので、ベニヤで蓋された天窓に隙間から光が差し込む・・・
浴槽に浸かりながら何とか空は見えそう(ガラスが曇らなければ・・・)

今回の計画で、お施主さんの口から頻繁にデザインという言葉がこぼれた。
予算やスケジュールの問題もあったけど今出来上がっていく空間は本当にデザインされた空間なんだろうか?と不安に思う。

確かに空間は出来上がっていくけれど、肝心の手触りはほとんど既製品。

帰り道に書店で建築誌を覗く・・・・キレイ、カッコイイ・・そんな言葉が似合いそうな白い建物がいっぱい。コレガデザインサレタクウカンナノカ・・・何時にも増して迷ってばかり。この迷いに早く光が差し込まないものか・・・・  
Posted by kakehi_k at 17:13Comments(1)TrackBack(0)

2007年03月01日

もうひと頑張り

1f98dd82.JPG今回の計画では玄関から廊下・・・浴室へと繋がる空間が既設の建物に貫入する。
この新しい空間が光のVOIDになってすべての部屋を繋ぐ。

そしていよいよVOIDの概形が完成に近づく・・・

設計図も予算調整も見切り発車してしまったので、終始その後始末に追われる現場になってしまったけれど、あと一息で完成。

もうひと頑張り、頑張らなくっちゃ。  
Posted by kakehi_k at 23:46Comments(2)TrackBack(0)

2007年02月25日

自転車に乗って・・・

3b33a55a.JPG今日は自転車で現場に向かう・・・・

今までもそうだが現場周辺の雰囲気は歩いたりして肌で感じないとどうもピンと来ない。実際にその付近を歩いたり走ったりするとちょっとした聞き込み捜査みたいで、周辺の家々が話しかけてくるような気がする。

こうした周辺建物への聞き込みは自動車だと急に建物の声が小さくなる。自分のスピード感と自転車のスピードの相性が良いのかなと思う。  
Posted by kakehi_k at 23:58Comments(1)TrackBack(0)

2007年02月23日

浴室の下地

e0df0c5f.JPG自分の設計する建物では始めての在来工法の浴室。
どうしてもはじめてのことなので念入りな使用材料選択。
今回は浴室の壁のタイル下地に防水効果もあるJOINT-Vという左官材料を使用。

左官職人さんに「この材料はどうでした?」と使ってみた感想を聞いてみる。
「俺はラスサンドで十分だと思うけどなあ・・・」
どうやらかなり使いにくい材料らしい。ラスサンドという骨材とセメントを混ぜることで弾力のあるセメントになるらしい。

「鉄骨やガラスに直接塗れるからそういう場所に使うのが効果的だと思う。」と職人さんの意見。なるほど、と今度からの使い方も考えつつ帰途に着く。

・・・・ハッ!イケネ。駅と反対方向に進んでた!!  続きを読む
Posted by kakehi_k at 00:25Comments(1)TrackBack(0)

2007年02月21日

強化ガラス

50086ae7.JPG今回は大工さんに枠を作ってもらい、ガラスを載せて固定する超シンプルな天窓。

浴室に設置することもあり、強化ガラスと普通のガラスを組み合わせたペアガラスを使います。強いガラスを屋外側に使うのが一般的ですが、今回は割れにくいガラスが屋内側にあったほうが良いと考えて強化ガラスを屋内側にしてもらうように決めました。

・・・・簡単そうで簡単には決められないことが案外たくさんあります。もし腕組をしながら歩いているのを見かけたらそれは「只今考え中」のサインかも・・・  
Posted by kakehi_k at 01:40Comments(2)TrackBack(0)

2007年02月16日

スケルトン階段・・・後姿

9511ea9c.JPG意外にブログでの、スケルトン階段の関心度が高いようなので今日は後姿をUP!

桁をどうするか・・・左右対称にするのか、それとも・・・
今回はリフォームなので、柱の位置や2階の梁の制約など、現場を解体してみて大工さんと相談しながら決めました。

壁側の桁は、取り外した筋交いの代わりになるようにしよう!など、現場では見栄えも考えながら補強も兼ねています。  
Posted by kakehi_k at 03:22Comments(0)TrackBack(0)