この薬師寺は昭和の始めの建立ですが、当時の瓦は写真の様に裏側がつるりとしていて、瓦どうしを引っかける爪がありません。
現在一般的に使用されている瓦は下の方から順番に、瓦を置いて針金で止めて、その上に次の瓦を瓦に付いている爪で引っかけて葺いていきます。
当時の瓦は粘土を接着剤代わりに留めていたんですね。
今回、屋根の中央にトップライトを設置したので、この瓦がトップライトの上方の広い範囲でずれて瓦職人さんが「まいった!まいった!」を連発してました。
でもなんとか納めてもらって、職人さん本当にお世話かけました!