2005年06月15日

913830b6.JPGこの薬師寺は昭和の始めの建立ですが、当時の瓦は写真の様に裏側がつるりとしていて、瓦どうしを引っかける爪がありません。
現在一般的に使用されている瓦は下の方から順番に、瓦を置いて針金で止めて、その上に次の瓦を瓦に付いている爪で引っかけて葺いていきます。
当時の瓦は粘土を接着剤代わりに留めていたんですね。
今回、屋根の中央にトップライトを設置したので、この瓦がトップライトの上方の広い範囲でずれて瓦職人さんが「まいった!まいった!」を連発してました。
でもなんとか納めてもらって、職人さん本当にお世話かけました!

Posted by kakehi_k at 23:56│Comments(0)TrackBack(1) 薬師寺 

この記事へのトラックバックURL

この記事へのトラックバック
瓦瓦(かわら)とは、屋根を葺く陶器製の板である。日本では波打ったものか、断面が半円形のものが主流で、これを多数組み合わせて屋根に葺くことで風雨を防ぐ。重石として屋根を押さえ、強風で吹き飛ばされるのを防ぐ役割もある。地震の多い地域では落ちてきて危険なため銅
【建築辞典】at 2005年07月05日 10:50

コメントする

名前
 
  絵文字