2005年04月26日

千本格子の塀

050ef5a1.JPG記憶のかけらを嵌め込んだ塀
米野地区はお年寄りの比率が高く、この路地を行き交う人々もまたこの地区に住むお年寄りが殆どです。
この塀は町屋を解体したときに出た千本格子を嵌め込んだものですが、塀の前を行き交うお年寄達は「昔はこういう風情が・・」とか「懐かしいなあ・・・」と、口をそろえたようにおっしゃるのを聞くうちに、人々の記憶にある町並みの原風景の一部だけですが、残しておくことができたのではないかと思いました。そして、これは自分だけでなくこの街に棲む人たちと共有の記憶のかけらになったのではないでしょうか。
このような記憶のかけらがもっと街中にちりばめていけたら、この街はそこに住む人たちに
もっと愛されるのではないかと思います。

住宅生産団体連合会の「まちなみ住宅」100選の実行委員会委員長賞受賞
「住宅・すまいWeb(http//:sumai.judanren.or.jp)」

Posted by kakehi_k at 01:53│Comments(1)TrackBack(0) 米野の家 

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この記事へのコメント
おお。さりげなくTB、ありがとう。
ご存じのとおり、あれはディズニーシーの風景ですが
米野の風景は、あたしの原点みたいな風景です。
(牧野じゃないところがミソ。だって若草幼だったもん)
また遊びに来ます。元気でがんばってくださーい。
Posted by kyonikichi at 2005年04月27日 23:01

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